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「兄弟に障り」 私が兄の・・・ 私が兄の誘いで山形県羽黒山・月山神社に行ったところ山伏が居りましたもの で、この機会にと思い早速、家族・兄弟に障りのようなものはないかと尋ねました ら、「家族に腰を悪くして歩けなくなる人が必ず出るから早く障りを除かなければ 大変な事になるよ」と言われました。これは大変だと思い早速「障りを除いて下さ い」とお願いしたところ、その方は「私は年を取ってしまい除けないから、他の方 に依頼して下さい」と言われましたので、その時偶然に持っていた高尾山日蓮寺助 体院の先生の名刺を差し出してその方に見ていただきました。そして、その山伏の 方が名刺の上に手を少しの間かざしていたところ、不思議なことにその方の手の血 管がみるみるうちに盛り上がって来たのです。そして、「この秋田の神様は、大変 な力のある神様だから、この方にお願いしてみたら」と告げられたのです。 そこで急ぎ日蓮寺を訪ね先生に拝んで頂いたところ「何十年か前にヘビを殺して いる。お爺さんが亡くなった後も、ヘビの障りで腰が悪くなって歩けなくなる人が 出る」と先生からも言われたのですその後、障りを取り除くことになり、山形の実 家に足を運んでいただいたところ座敷に入ったとたんに「床柱の隣の柱に龍が絡ん でいる(ヘビは龍神様の使いであったとの事)」と言われ、またお祓いの時に上げ た塩が終わってから見ると表面にぼつぼつと穴が空いており非常に驚かされまし た。実家の兄もそれまで信仰していた知り合いの神様が一番力があると思い込んで いただけに人一倍驚きを隠せなかったようです。 この出来事は、世の中に障りが在りそしてその恐ろしさを痛感した事として今で も心に深く残っております。 (秋田市 SATO) |