体 験 談


相談・供養・祈祷・等






「去る三年前の二月に・・・」



      去る三年前の二月に私は体調をくずし、嘔吐に下痢の状態だった、全く今が流行

     の風邪と思い医者通いとなった。受診を済ませやはり風邪だろうとの事で薬をもら

     い、ついでに血液検査もとの事で採血をした。結果は三日後との言葉だったので帰

     宅となった。体調の方は一週間位で回復、血液検査の方は、白血球の数が通常の二

     倍以上である事が気にかかるが、その他は異常なしとの事。それがまた六月になっ

     て四十度前後の発熱となり二月の症状と似た状態となり通院となった。またも血液

     検査が同時に行なわれたが、結果はやはり白血球の数が二倍以上も高く、単純な風

     邪の菌ばかりの影響とは云えない何かが体の中にあるからとしか思えない。前回も

     不審には思って居たが、この状態であればレントゲン撮影も必要だろうとの事で早

     速その運びとなった。結果は、右の肺の下側が黒く写り肺癌の疑いありとの事、但

     し私の処のレントゲンが悪くて写りの良くない場合もあると思うので他院で正面、

     側面の二枚を撮って来て欲しいと云われ、今撮った写真一枚と紹介状を渡され十文

     字町のY病院を指定された。「おそらくは」の一言に私も一瞬は耳を疑うと同時に

     心に大な打撃を受けた事も確かだった。不安と諦め、そしてまた負けんとする気が

     交錯する日々となった。それを見て家内が私に云った。

      病院でレントゲンを撮る前に日蓮寺の先生の所へ行き、透視をして頂き処置をし

     て頂いた後に病院に行ったらと強く奨められたので、「牛にひかれて善光寺」では

     なく、妻に引かれて日蓮寺詣りとなったのです。実は家内も人一倍信仰の厚い方で

     人伝てに日蓮寺を知り年も前から詣でていたのです。そんな訳で、日蓮寺の先生に

     御相談をし、透視をして頂く事となったのです。先生は前後から私の体に透視をか

     け病状の事や病院で云われた事などを、云々いって聞きながら体を前後に振った

     り、左右に振ったり状態で頷いて居るので何か行儀の悪い人だなあとも思ったもの

     です。結果はどうですか?と尋ねると、今日はまあこれでいいですから、病院でレ

     ントゲンを撮ったら報告に来て下さいとの一言。私共も有耶無耶のままその日は帰

     宅の途についた。

      翌日、早速指定されていた病院に行き紹介状とレントゲン写真一枚が入った封筒

     を差し出し受付となった。患者さんの多い割には、早い呼び出しとなり、即座に写

     真の撮影となった。前面側面二枚の写真が直ちに完成、私の持参したものと三枚を

     並べての説明となったが、今撮った二枚の写真には何の影もない全くの健肺の映像

     であり先づは心配ないだろうとの事だった。私の心はこ踊りした、しめた俺は癌な

     んかではないぞ!!。そして早速かかりつけの医者に報告の運びとなった、医者の

     先生は結果を聞いて「あらそれは良かったねぇ、やはり私の所のレントゲンが悪い

     のかねえ」と言って喜んでくれた。だがその後、私の家内が風邪気味でその病院に

     行った際に、「お宅のお父さんは肺癌の疑いが濃厚だったのに?不思議ねえ」と云

     わんばかりの口調だったそうです。でも、その時は日蓮寺さんの話はノーコメン

     ト、お医者さんの自尊心や自身を無くしたり失われても困ると思って居ました。さ

     て、翌日は早速日蓮寺の先生の所へ御報告にと出掛けたのです。

      報告を聞きながら先生はこう云われた。「前回来た時、やはり右の肺の下側が癌

     であり、話を聞きながら光で病巣を焼いて居たのだった」と云われた、術を施して

     居る状態が何も知らなかった私には、行儀の悪さと目に映ったのです。前回には家

     内と娘が同行して居り、二人共似た様な神経の持ち主なので、父さんが肺癌だと告

     げられたら結局は二人の方が、駄目になるんではないかなあとの思いやりで今日の

     解答となったのです。その後は日蓮寺さんの方へ、整体の意味で御厄介になって居

     るのですが、何か半信半疑の気持ちが捨て切れず、本当に癌だったろうか?、その

     思いがついて居ました。ところが或る日、河辺に住むと云う女性の方と出会い、

     「父さんどっちの方から来て居るの?」と聞かれ平鹿の方ですと答えたら、「大変

     遠くから来て居りますねえ、どこが悪かったんですか?」とすかさず聞かれ実は、

     これこれしかじかと今までの事を話したら、私より十年も前に両方の胸が乳癌で両

     乳房とも切り取らなければ死に至ると云われたそうです。それこそ死ぬ程に悩みに

     悩んだそうです。女性だからこその、その気持ちも心痛い程解かります。仮に、手

     術で病が治ったとしても、その後を考えると苦悩にさいなむ心は大変なものだった

     と思います。 そんな最中に先生の存在を人伝てに聞き訪ねて行って病巣を焼き切

     って頂いたのだそうです。先生が別の場所に行った時のことであり、今現在もこの

     通り元気でピンピンですと話してくれたのです。それを耳にした時点で私の半信半

     疑の念が即座に解消されたのです。この世には、医学や科学でも解明・解消され得

     ぬ何かが存在し、又超次元の能力を持った方々の存在する事も声を高くして訴えた

     い。信ずるも信じぬも、あなた次第と云われるが、信ずる者の救われる事も!!。
                                     
                        

                               (秋田県平鹿郡 S.M)