体 験 談


相談・供養・祈祷・等





「九月二十六日の朝・・・」



      私の体験談は平成十六年九月二十六日に起こった事を書きます。九月二十六日の

     朝、いつものようのに通い慣れた道を会社へと車を走らせていました。その日はな

     んだか寝不足でウトウトしながらの運転でした。その日は腹痛もしました。細い道

     が終わり、加速していきました。ちょっとした気の緩みで居眠りしてしまいまし

     た。フッと気が付いてサイドミラーを見るとガードレールすれすれに走っていまし

     た。気が付いた時にはもう遅く「ガタン」と言う凄い音と同時に車体が傾き、その

     まま走り、前の方が白く何も見えませんでした。すると、一瞬のうちにフロントガ

     ラスにヒビが入り破片が自分の方へ飛んできたのです。その時、「とにかく車から

     降りなければ」と思いました。車から降りたけど体中が震え、立っているのがやっ

     とでした。

      すると、一台の車が走って来ました。その人は仕事中にもかかわらず、車を停め

     「大丈夫ですか?」と走り寄って来てくれたのです。周りから見ると「絶対怪我し

     てる」とか言われるのに、怪我と言っても首のムチウチ・背中の痛み位でした。そ

     の人は「会社に電話したが?」とか聞いてきて、携帯を貸してくれたのです。そし

     て会社と家に電話しました。その人は「大丈夫ならいいな」と言って行ってしまっ

     たのです。

      そして一人になってしまって心細いまま家の人を待っていると、同じ会社で働く

     人が走って来て一緒にいてくれました。それだけでも心強かったです。車から降り

     てすぐに車の状態を見ていなかったので、見てみるとガードレールがフロントガラ

     スから斜めに突き刺さり、助手席のドアの窓ガラスを突き抜けていました。もし刺

     さる角度がずれていたら、自分の手や、もしも同乗者が乗っていたら亡くなってい

     たかもしれません。車は廃車になりました。その時、「車にさげてあった日蓮寺の

     お守りが守ってくれたんだ」と思いました。改めて、日蓮寺の凄さに驚かされまし

     た。今でも、そのお守りは大切に持っています。

      もし、平日で小学生とかが歩いていたらと思うとぞっとします。また新たに車を

     購入し「前と同じ事を起こしてはならない」と頭に入れて気を引き締めて運転して

     います。これからは、雪が降るので気をつけて運転したいと思います。携帯を貸し

     てくれた人、この事故に関わっている人全員に「ありがとうございます」を言いた

     いです。


                          (秋田県仙北郡西仙北町 K.S)