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時はさかのぼり鎌倉時代、日蓮宗開祖の日蓮上人様は、「南無妙法蓮華経」の無量の功徳 を信じ、その功徳により、一人でも多くの人々が救われ、善神の溢れる平和な世界をこの世 につくることを夢見ておられました。しかし、病気の為、夢半ばで仕方なく身延の山を下山 されたとおっしゃられます。 日蓮上人様死後、その身(魂)は、御神仏の住まわれている世界へと上がり、様々な修行 を重ねて、人々を救う為の天上界最高のお経文と七つの光玉、又、天上界にある「槍寺」と 呼ばれる寺で、秘術秘法を身に付けてこられたと言います。全ては、一人でも多くの人々を 仏法の力により正し、救いたいと言う強い思いからです。 日蓮上人様いわく、今の世は、日蓮上人様が生きておられた時代と似ていると言います。 不成仏霊が多く死者はもちろん、その影響で生きている者も苦しみ救われていない人々が多 く、天災や疫病がまんえんしたり各地で争いが起こったりと、世の中が乱れ人の心も乱れて いると言います。今の世の現状を仏法の力により正し、一人でも多くの人々を救済し、平安 な世(仏国土)をこの世につくり広げると言う日蓮上人様の夢の続きを化身を定めること で、実現することを胸に諸天善神の神王である「月来しょう王様」の命により眞法徳の身に 御降臨して参られたのです。 |
日蓮上人様いわく、僧侶に降臨となれば、その社会においてのしがらみがあり、自由に日 蓮のお告げをまっとうすることは難しく、民衆を救うには、やたらと知識を身につけていな い素直な心を持つ一般人の方が、一から神仏の教えを学び身につけ極めて行く事ができると 考えての事だと教えて下さいました。又、御降臨に際し、前世での行いと共に、生年月日が 定められており、それに該当したのが当寺院の眞法徳であったとも後におっしゃられていま す。 |
日蓮上人様は「魂は永遠なり」とよくおっしゃられます。人としてこの世に誕生したその 魂は、死後、肉体から離れ霊界へと昇り、極楽へ続く道か地獄へ続く道かに振り分けられ、 どちらにもそれぞれ幾つかの階層に分かれており、この世においての生き様にあった階層ま で進む事が許されそれぞれ成仏する事ができると言います。一般に、この世で耳にする「極 楽浄土」と呼ばれる階層にたどり着くには、とてつもなく長く険しい道のりが待っており、 たいていの人は途中で諦めてしまい、なかなかたどり着く事は難しいと言います。又、生 き様によって、いくら上に昇り進みたいと願っても御神仏の許しが無ければ進む事はできな いのです。一般の人は、極楽浄土に続く道の途中にあるこの世に生まれ変わる事のできる界 にたどり着くのも大変な事なのです。その生まれ変わる事のできる界や一般に極楽浄土と呼 ばれている界を過ぎ、さらに昇り進むと、御神仏の住まわれている界があり、その世界で日 蓮上人様は様々な事を学び、修行を積んで行きながら人々を救う為の秘術秘法を伝授して頂 いたと言います。全ては、一人でも多くの人々を仏法の力により救い導き、正し、平安な世 をこの世につくり広げると言う強い思いがあるからこそ、これまで頑張ってくることができ たとおっしゃいます。又、生まれ変わる事無く御神仏の住まわれている世界にまで昇り進 む事が許され、「日蓮」として今まで生きてこられている事を日蓮上人様は大変喜ばしく、 誇りに思っておられています。人の魂は、死後、肉体を離れてからも存在するのです。 |
生前、日蓮上人様は、御神仏より神通力(霊能力)を頂いて、人々の悩みに耳を傾け、助 言をしたり、祈祷や祈願、除霊、成仏供養、さらには予言をしたり…、時代は違えど化身と 定めた眞法徳と御自身とは、同じ事を行い人々を救い導いているのだとよくおっしゃられま す。又、寺宝にもなっている「神蚕御身柱」「釈身柱」は、日蓮上人様の神通力の奇跡を 実際の目で確認する事のできる大変、御利益のある御神木です。 |